あなたの知らない小宿に迫る!
Youtube Facebook Twitter Instagram
2022.02.10 長野県

大河ドラマ『晴天を衝け』と「とうじ蕎麦」のふるさと・奈川

ヤス&m’s

特派員

NHK大河ドラマ『晴天を衝け』(*1)の時代背景といえば、江戸時代の終わり、幕末~明治時代。

物語の主人公・渋沢栄一は、養蚕業を営む農家の出身。明治時代になると、日本の生糸は世界的にも大ヒット商品となり、爆売れしたといいます。

(*1)晴天を衝け:日本放送協会,2021年2月14日~.(テレビ番組).

富岡製糸場のほか、長野・諏訪湖にも、生糸をつくる大きな製糸工場があったのです。
製糸工場で働く若い女性労働者が遠くから集められ、女性労働者は「女工さん」と呼ばれていました。

石川、富山、岐阜など、飛騨・北陸方面から集められた「女工さん」たち。雪深い年末年始の帰省の時期は、難所の野麦峠を経て、故郷へ帰ります。中には、そこで命を落とす女工さんもいたとか……。

奈川は、過酷な野麦峠を前に、女工さんにも愛された宿場町でした。

そしてこちらが、冬場の寒い時期、女工さんが体を温めるのに食べたであろう、

鍋のようなお蕎麦「とうじ蕎麦」!

なんと今も、旦那さんが奈川産の蕎麦粉と手打ちにこだわって提供しています。

鍋に入れる具材は、春の山菜、秋の松茸など……現在では、四季を楽しめるお鍋のよう。

ほっとする味で、歴史ロマンも感じさせるとうじ蕎麦。

当時の女工さんに想いを馳せつつ、ぜひご賞味あれ!

記載されている内容は記事掲載時の情報です。 現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

この記事を書いた人

ヤス&m’s

特派員 男性 40代 長野県

自分が泊まるならいくら:8,000円~10,000円

お気に入り

トレッキング、キャンプ、一人旅、自転車、映画鑑賞

一番印象にある観光地

北アルプスの山頂からの景色は、絶景!