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2021.10.22 熊本県

阿蘇山麓に湧く、〝奇跡の温泉〟

see-ya

特派員

熊本県が誇る観光地・阿蘇。
阿蘇は世界でも有数のカルデラ(火山爆発でできた凹地)で、そのカルデラの内側に多くの人が住み、さらには鉄道が走り、農地が開墾されているという、とても珍しい地域です。

のどかな田園風景が広がる阿蘇の景色は、のんびりと過ごすにはもってこい。熊本市民も、休日にちょっと足を伸ばすにはちょうど良いスポットです。

そんな阿蘇に〝奇跡の温泉〟と呼ばれる湯があるのをご存知ですか?

 

「地獄温泉 青風荘」

全国放送のテレビで取り上げられたこともあり、ご存じの方も多いかもしれません。

ここの温泉が凄いんです!!

地獄温泉自体、創業はいつなの?っていうほど古く、200年は続く古い温泉場。
本館は歴史的な建造物で、建築好きにはたまらない!って感じだったのですが……。

2016年4月。熊本震災によって被害を受けました。建物の損傷はそんなにひどくなかったものの、震災2ヶ月後の大雨で起きた土石流によって、営業が困難な状況に。

そんな中でも残っていた温泉が「すずめの湯」。

これが奇跡の温泉なんです!

足元から湧く!というよりは湧いている源泉に浸かると表現した方が、正確かもしれません。

よくある「天然温泉かけ流し」よりさらに凄い!まさに「天然温泉に浸かる」温泉!

そんな「すずめの湯」が、地獄温泉の復興を後押ししてくれたのです。

3年かけて「すずめの湯」の日帰からスタート。敷地内から湧出する別の温泉を利用した「たまごの湯」「元の湯」が加わり、現在は離れ宿泊棟、本館宿泊客室、ゲストハウスのような趣の「曲水舎」が営業中。

震災前の「地獄温泉清風荘」を知る人からは、今の「地獄温泉青風荘」がまったく異なる施設に感じるかもしれませんが、新しくなったすべての施設で以前の歴史を感じるものが残っていて、さらに快適に利用できるようになっています。

以前は混浴で入りづらかった「すずめの湯」も、着衣混浴(湯浴み着もしくは水着着用)となり、誰でも気軽に楽しめる露天風呂になりました。

宿泊して、ゆっくり各温泉で癒やされるのもいいですが、日帰りでも営業しています。ランチ営業もやっているので、一日のんびり地獄温泉で過ごされるのもいいかもしれません。

まだ工事中の箇所もありますので、これからもっと居心地がよくなる注目の温泉「地獄温泉 青風荘」を要チェックですよ~!

記載されている内容は記事掲載時の情報です。 現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

今回のお宿

地獄温泉青風荘

住所 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
TEL 0967670005

この記事を書いた人

see-ya

特派員 男性 42 熊本市

メッセージ

九州在住3年目。 北は対馬、南は沖縄まで。各地の名物、美味しいものは一通り食べたら太った。