三宅島(みやけじま)
火山活動が作り上げた、ダイナミックな景観の「三宅島」。
「雄山」はしばしば噴火することで知られ、島の全域が「富士箱根伊豆国立公園」に指定されています。
野鳥たちの楽園
〝バードアイランド〟とも呼ばれ、天然記念物の「アカコッコ」や絶滅危惧種の「ウチヤマセンニュウ」など、数多くの野鳥が観察できるのが特徴です。
三宅村営の「三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館」では、目的に合わせてバードウォッチングのプランが選べます。溶岩をたどるハイキングコースを歩けば、シャワーのように降り注ぐ鳥のさえずりに包まれます。
ユニークな海底を冒険!
黒潮の恩恵で、熱帯魚をはじめサンゴの群生やウミガメなど、さまざまな生き物と出会える三宅島の海。漁業がさかんで釣り場としての人気も高く、スキューバダイビングやドルフィンスイムを楽しみに、多くの観光客が訪れます。噴火の影響で、海底でもユニークな地形が見られるのも魅力。
壮大なスケール!「七島展望台」
「雄山」の中腹付近にある「七島展望台」。天候に恵まれれば、大島から八丈島まで伊豆諸島を一望できます。360度の大パノラマは圧巻!
純白のレトロな灯台
純白の佇まいがレトロで愛らしい、伊豆岬灯台。明治42年に建造されたランプ式の無人島台で、珍しい角柱形をしています。天気のいい日は、神津島をはじめ、雄大な太平洋が眺められます。
噴火の脅威を知る
「火山体験遊歩道」では、1983(昭和58)年の噴火によって埋没した、旧阿古小・中学校や約400戸の民家が見学できます。高さ100メートル以上もの勢いで吹き出た溶岩は、阿古地区の一部を飲み込むも、人的な被害はなかったそう。幾度となく噴火を経験し、なお立ち上がる島民の想いが感じられます。