今まで私の旅行の朝食って、だいたいこんな感じでした。
食堂に行ったらもうごはんがセットされてるタイプか、はたまたビュッフェ形式か。
まぁ、地域ごとの特色は多少あれど、それくらいの違いで、人生において「朝食に感動する」なんて経験は皆無だったわけですよ。
美味しいとか、綺麗とかそういう感想はあるけど、まさか石垣島で朝食を食べて、「楽しい」と思う日が来るなんて、夢にも思わなかった…!という、衝撃の体験談を聞いてほしい。
ホットプレート「テン…」からの、まさかの朝食サバイバル!?
今回宿泊したのは、石垣島北部。
石垣島で最も素晴らしい景色を望めると呼び声が高い「野底マーペー」の麓に位置する、小さなお宿「海すずめ」さんです。
前日はBBQと満点の星空を堪能し、ふっかふかのベッドで心地よい眠りに就いた私。
翌朝、眠い目を擦りながら朝食会場へ行くと、そこにはなんとホットプレートが「テン…」と、ただ静かに置かれていたんです。
予約関係を完全に他人に丸投げしていた私は、「あれ?宿の朝食ってこんなにシンプルだっけ?」と若干不思議に思いつつも食卓に着きました。
おとなしくオーナーさんがお食事を運んできてくれるのを待っていると、目の前に置かれたのは…
・ふかふかのバンズ
・ずっしりパティ
・シャッキシャキのレタス
・真っ赤なトマト
・シャリシャリ玉ネギ
・とろけるチーズ
・ケチャップやマスタードなど
(これ、これはもしや…もしかしなくても…ハンバーガー?朝から?? え、でも朝マ○クとかあるし、逆に普通か?と、とりあえず作ってみよう…)
と、若干の困惑を隠しつつも、とりあえず調理開始です。
ホットプレートに乗せる→焼く→挟む、という単純作業なんですが、これが意外と奥深い!
火の通りを計算しながら、レタスがしなしなにならないように…とか、チーズがとろけるタイミングは…とか、頭をフル回転させながら順番を考えて焼くのが、めっっっちゃ楽しいんです!
順当に具を挟んでいき、最後の1ピース、上のバンズを乗せ終えた時のあの達成感!
朝食でこんな気分を味わえるって、なんか得したとすら感じました。
自分で作ったハンバーガー、我が子のように可愛くて激ウマだった
そして、いよいよ実食タイム!モチのロン、美味しいに決まってるじゃないですか!!
自分で焼いて挟んだんだから!!!自分のとこの子が可愛くないなんてことありますか!?いや、ない!(反語)
一口食べたらもう、口いっぱいに広がる肉汁と野菜のシャキシャキ感、とろけるチーズが絡み合って…「う、美味すぎる…!これが朝食!?もう昼ごはんいらなくない!?」ってなりましたね。
ちなみに、あのパティが石垣牛であることは、後からオーナーさんに聞いて知りました!そりゃ美味しいわけだよ!!
今までの朝食観がガラッと変わった、まさかの体験。石垣島で「楽しい」朝食に出会えるなんて、本当に思いもしませんでした。もし石垣島に行く機会があれば、「海すずめ」さんで、あなただけのオリジナル朝食ハンバーガーを作ってみることを激しくオススメします!