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ちょっと小宿まで。

2015-11-13

八百万の神々を癒す里

ちょやど

長野県

2015-11-13

アイキャッチ画像

いろりを囲みながら、地元の食材を堪能できる宿・島畑。
もみじや山鯨、ぼたん、サルの頭、スズメバチ…さて、あなたは何が食べたい?

秘境でいろり旅

南信州にある日本三大秘境の一つ・遠山郷は、〝天空の里〟と称される絶景スポットだ。
その遠山郷に位置する島畑は、おしゃべり好きなおいちゃんがもてなしてくれるいろりの宿。
地産地消ならぬ〝域産域消〟に取り組んでいる島畑では、自家製味噌やコシヒカリ、二度芋、コンニャクなど地域の代表的な食材のほか、シカ肉やイノシシ肉などの貴重な食材も提供している。
おいちゃんが面白おかしく提供してくれるメニューも注目だ。
「おいちゃんオリジナルドリンク」「サルの頭を粉末状にした特製パウダー(どこに使われているかは内緒)」「スズメバチをブランデーに漬けた自家製のお酒」「マムシのドリンク」…チャレンジャーは、ぜひトライしてみてほしい。
いろりの情緒と地物を味わう、贅沢なひととき。
ひとつの火を囲いながら、人と人とが自然につながる日本の団欒を楽しみたい。

神様だって、疲れる時はある

アニメ映画『千と千尋の神隠し』の中で、八百万の神々が湯治に訪れる幻想的なシーンがある。
そのモチーフになったといわれているのが、遠山郷に伝わる『霜月祭』だ。
〝神様にも日頃の疲れを癒していただく〟という発想から生まれたこの祭りは、平安時代からほぼ同じ形式で伝えられ、国の重要無形民族文化財に指定されている。
見どころは〝湯切り〟。面(おもて)をかぶって神に扮した村人が、踊りながら煮えたぎる釜の湯を素手ではねかけるのだ。
毎年12月、里にある9ヶ所の神社で行われ、それぞれ夕方から翌日の朝方まで〝祭り明かす〟ため、「さむい、ねむい、けむい」がうたい文句ともいわれているという。
祭りに参加する際は、温泉施設「遠山郷温泉 かぐらの湯」で体を温めてから臨むのがおすすめだ。