別府八湯の一つ・鉄輪温泉。 ここでは、日々の疲れをじっくり癒そうと、長期滞在する湯治客が多いという。 温泉に浸かり、ご当地料理・地獄蒸しを作りながら、日がな一日ゆったり過ごす…そんな古きよき〝湯治文化〟が息づく土地に、殊更古いものを愛でる宿がある。
「出世魚(しゅっせうお)」とは、成長の過程で呼び名が変わる魚のこと。 江戸時代以前、武士などが出世に伴って名前を変えていた習慣になぞらえ、こう呼びはじめたという。
〝草津の仕上げ湯〟といわれる隠れた名湯 沢渡温泉。 強酸性である草津の湯は、胃液と同じくらい強力で肌を痛めやすい。そこで、入浴後には沢渡の湯で肌を癒すのが慣例だったという。
長野県・南アルプスの麓にある大鹿村。 標高750mの山奥でありながら「塩水」が湧き出るという不思議な村だ。 今回は、100年の歴史を持つ老舗宿・塩湯荘で、この〝塩〟の魅力にふれてみたい。
〝くつろぎ〟とは、ただダラダラと過ごすことにあらず。 わがままな大人は、心も体も満たされるひとときでなければ癒されないのだ。 伝統ある民芸家具が演出するのは、そんな大人心をくすぐる贅沢な空間。 ワンランク上の、〝大人のくつろぎ〟をどうぞ。
北欧諸国のような雰囲気が外国人に愛され、かつては外交官の避暑地としてもにぎわった高原リゾート、日光・中禅寺湖エリア。森に囲まれた静謐な湖には、琥珀色にかがやく燻製料理がよく似合う。
〝星の王子様〟こと、落語界の四天王の一人・五代目圓楽。その弟子である六代目圓楽は、宿を営む友人に「別荘をつくりたい」と相談したところ…。 全国にその名を知られる、人気落語家の別荘をご紹介。
美しく、かつ豪快に大皿に盛られ、噛みしめるほどに繊細な甘みが広がる「てっさ」、旨みとコラーゲンが凝縮され、なんとも上品な味わいの「てっちり」、ジューシーなから揚げに、プルプルした食感がたまらない「てっぴ」…。 さて、今年はどこのふぐを食べに行く?
疲れた体が本当に欲するものは、ビアガーデンやカラオケではなく、自然の中にあるのかもしれない。 長野県・野沢温泉は、村人たちの人情と素朴な空気、そして自然の恵みがあふれるエリア。 野沢を愛しすぎた〝野沢名人〟と、自然の力を取り込む旅はいかがだろう。
特有の辛味と香りが魅力の日本の味・わさび。食材としてはもちろん、毒消しや制ガン物質としても活躍する優れた辛味野菜である。 日本中に愛されているわさびは、日本中にさまざまな逸話を残していることだろう。今回は、その一端を紹介したい。
料理は、作り手のセンス一つで、できあがりが大きく左右されるもの。京都にある宿・癒庵 小音のご主人によると、おいしい料理を作るためのヒントは、〝プラモデル作り〟にあるという。
戦国時代の武将・真田幸村は、徳川家康との戦いの前、徳川家にも対抗できる力を持つ大名・伊達政宗と、ある約束を交わしていた。伊達氏のお膝元・白石で領地を与えられた、〝仙台真田氏〟誕生のきっかけである。
木造りの床に、アーチ形の屋根、ノーズの長い独特のフォルム…映画やドラマで一度は目にしたことがある、レトロなあのバス。 ひとたび乗れば、懐かしくてちょっぴり不思議な世界観に浸れそうだ。
切明リバーサイドハウスは、宿近くの河原を掘って、自分だけの温泉が作れるのが特徴だ。 恋人との旅行なら、一緒に作業すれば自然な流れで一緒に入浴することになる。 「ちょっと熱いかな」「じゃあ、川の水を足そうか」などと、大自然の中、2人だけの秘湯を存分に楽しめるのだ。 パートナーとの関係を深めたい人、マンネリから抜け出したい人には、ぜひおすすめしたい。